
こんにちは!VOC事務局です。
「国内でエンジニアが足りない」「コストが高すぎる」――こんな悩みを抱える企業が増えている中で、注目されているのがオフショア開発です。
つまり、開発業務を海外のチームにお願いする方法ですね。
海外といえばインドやフィリピンが有名ですが、ここ数年でグッと存在感を増してきたのがベトナムです。
実は、日本との相性もバッチリなこの国。今回は、「なぜオフショア開発でベトナムが選ばれているのか?」その理由を5つにまとめてご紹介します!
1.ベトナムが注目されてるのはなぜ?
最近、「オフショア開発ならベトナム!」という声をよく聞きませんか?
その理由は、IT人材の質と量、コスト、そして日本との相性の良さがバランスよく揃っているからなんです。
事実、東南アジアを中心とするオフショア開発国のなかでも、ベトナムは過去数年間にわたってオフショア開発の委託先として注目度ナンバーワンの国にランクインしています。
オフショア開発検討先 国別割合
出典:オフショア開発白書(2024年版)
ベトナムは若い人口が多く、国全体でIT教育にも力を入れています。優秀なエンジニアが毎年どんどん育っていて、技術力もしっかりしています。
しかも、日本語や日本企業の文化に理解がある人材も増えているので、やり取りがスムーズに進むんです。
さらに、コストも比較的安く、時差も少ない。
こうした理由から、多くの日本企業がベトナムに注目し、実際に開発拠点を移す動きも加速しています。
2.ベトナムが選ばれる5つの理由
理由①:コストが安くてクオリティも高い
まず大きいのがコストの安さ。
日本のエンジニアと比べて、給料はざっくり半分以下。それでいて、しっかり教育を受けた優秀な人材が多いんです。
「コストを抑えつつ、ちゃんとした開発がしたい」なら、ベトナムはぴったりです。
理由②:若くて優秀なエンジニアが多い
ベトナムのIT人材は2023年時点で約53万人となっており、その半数以上が20代〜30代の若い世代で占められています。毎年5万人以上のIT人材も新たに排出されています。
みんな真面目で吸収が早く、イノベーションを生み出しやすい傾向があります。
最近では、AIやブロックチェーンといった先端分野にもチャレンジしてる人たちが増えています。
理由③:英語も日本語もOK
オフショア開発において言葉の壁が気になるところですよね。
でもベトナムはそこも安心です。
英語を使えるエンジニアが多く、日本向けに日本語が話せる人材を育てている企業もあります。
特にBrSE(ブリッジSE)と呼ばれる、日本と現地をつなぐ役割のエンジニアは、プロジェクト進行にとても重要な存在になります。
理由④:日本と相性がいい
ベトナムの人たちはとても親日的。文化的にも礼儀や真面目さを重んじるので、日本の企業文化と合いやすいんです。
「報・連・相(ほうれんそう)」の大切さも理解してくれているので、プロジェクトがスムーズに進みやすいですよ。
理由⑤:インフラや環境が整ってる
IT都市として知られるホーチミンやハノイは、インターネットも電力も安定していて、開発環境としてはバッチリです。
しかも政治的にも比較的安定しているので、長期的な開発パートナーとしても安心感があります。
3.ベトナムでの開発、うまく進めるには?
オフショア開発はコスト面や人材面で魅力的ですが、「ちゃんと成果が出るか心配…」という声もよく聞きます。
実際、うまくいっている企業とそうでない企業の差は、事前準備とコミュニケーションの設計にあります。
これらをちゃんと準備しておくことで、後からの手戻りや認識違いを最小限に抑えられます。
①事前準備
まず何よりも重要なのが、パートナー選びです。
価格だけで選んでしまうと後々トラブルにもなりかねないので注意しなければなりません。
特に気にしておくとよい点として、日本企業と取引実績があるか?ブリッジSEは在籍しているか?品質管理体制やセキュリティ対策が明確か?契約前に技術テストやトライアル開発ができるかなどをチェックしておきましょう。
②コミュニケーション設計
オフショア開発でありがちな失敗の多くは、「認識のズレ」から起こります。
これを防ぐためにも、定例ミーティングを行う、チャットツールで常時連絡を取れる体制を作っておくなど、最初にしっかりとコミュニケーションのルールを決めておくことが重要です。
また言語や文化の違いをカバーするために、要件定義・仕様書の作成は超重要です。
日本のように「阿吽の呼吸」で進めるのはNG。あいまいな表現は避けて、誰が見ても同じ解釈になるように明文化しましょう。
4.まとめ:ベトナムは「今選ぶべき」開発パートナー
いかがでしたか?
「コストを抑えつつ、しっかりした開発をしたい」
「日本語が通じるエンジニアと仕事がしたい」
「長く付き合える海外チームを探してる」
そんな企業にとって、ベトナムはかなり理想的な選択肢です。
オフショア開発をこれから考えるなら、ぜひ一度、ベトナムを検討してみてはいかがでしょうか?
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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