こんにちは!VOC事務局です。
オフショア開発を検討する際、多くの企業が気になるのが「ベトナムのエンジニアって本当に信頼できるの?」という点です。

「技術力や経験値は日本と比べてどうなのか?」
「言語や文化の違いで、コミュニケーションに支障は出ないのか?」
「現地エンジニアと長期的に良好な関係を築けるのか?」
——こうした疑問は、実際に導入を検討している企業担当者からも多く寄せられています。

本記事では、ベトナムIT人材の実力や特徴、日本企業との相性について、よくある質問(FAQ)形式で分かりやすくまとめました。初めてオフショアを検討する方はもちろん、すでに他国との比較を進めている方にもお役立ていただける内容です。

▼ベトナムIT人材の実力と可能性について以下の記事で詳しく解説しています▼
日本企業が注目するベトナムIT人材の実力と可能性

Q1. ベトナムのIT人材はどれくらい育っているの?

ベトナムでは、IT系の大学や専門学校が年々増加しており、2023年には年間約6万人のITエンジニアが卒業したとされています。国家レベルでIT教育への投資が進んでおり、英語や日本語を含む語学教育と並行して、最新の技術を実践的に学べるカリキュラムが整備されています。グローバルIT人材を育てることが国策とされていることもあり、民間の教育機関による短期集中型プログラムや、企業内トレーニングも活発です。

Q2. ベトナム人エンジニアのスキルはどの分野に強い?

現在のベトナムIT人材は、フロントエンド(React、Vue.jsなど)、バックエンド(Node.js、Java、Python)、クラウド(AWS、Azure)といった最新の開発分野にも精通しています。とくに若手層が多く、新しい技術へのキャッチアップが早い傾向があり、アジャイル開発やスクラムのような手法にも柔軟に対応できます。また、テスト自動化やCI/CDツールの活用にも積極的で、近年では生成AIやデータサイエンス領域のスキルを磨く人材も増加しています。

Q3. 日本語でのコミュニケーションはできるの?

ベトナムでは日本語学習が非常に盛んで、2023年時点で約10万人の日本語学習者がいるとされています。オフショア開発の分野では、N1〜N3レベルの日本語能力を持つブリッジSE(BrSE)が多数育成されており、日本語での仕様確認やQA対応が可能な体制が多く構築されています。日本語に加えて、日本のビジネス習慣やコミュニケーションの前提を学ぶ教育機関も存在し、実務上の支障を感じさせないエンジニアも少なくありません。

Q4. ベトナムと日本の働き方・文化の違いは大丈夫?

確かに国によって文化や働き方の違いはありますが、ベトナムは日本とのビジネス習慣の親和性が高い国の一つです。勤勉で報連相を大切にする国民性があり、チームで協力して仕事を進める姿勢も評価されています。納期や品質に対する意識も高く、きちんとした体制で運用すれば、信頼性のあるパートナーとして機能します。実際に、日本企業との長年の取引経験を持つオフショア企業では、日本式のプロジェクト管理やレビュー文化が根付いているところもあります。

Q5. 若手が多いと聞くけど、品質面は問題ないの?

ベトナムのIT人材は平均年齢が若く、エネルギッシュかつ意欲的なエンジニアが多いことが特徴です。一方で、「若手=未熟」という懸念もありますが、実際には教育制度や企業内トレーニングにより品質面の担保が図られています。たとえば、OJT体制が整ったオフショア企業や、ISO認証取得済みのプロジェクトマネジメント体制を持つ企業では、レビューや品質保証の仕組みが標準化されており、品質に対する信頼性は高まっています。

Q6. ベトナム人材を活かしたオフショア開発を成功させるには?

オフショア開発を成功させるためには、単に“人を確保する”だけでなく、「どのように関係性を築くか」が大切です。ベトナム人材の強みを活かすためには、最初の要件整理の段階で丁寧にすり合わせを行い、進行中も定期的にレビューを挟む体制が重要です。また、BrSEを通じた日本語でのやり取り、相互理解を深める定例会の実施など、コミュニケーション面での工夫も成果に直結します。さらに、文化を尊重し、信頼関係を築いていく姿勢が、長期的な協業の成功を左右します。

おわりに|“人”を知ることが、オフショア成功の近道

ベトナムのIT人材は、単なるコストパフォーマンスだけでなく、質と対応力においても大きな強みがあります。外注先を検討する際には、人材の“リアルな実力”を知ることが、成功の第一歩になります。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

▼ベトナムIT人材の実力と可能性について以下の記事で詳しく解説しています▼
日本企業が注目するベトナムIT人材の実力と可能性

人材不足に悩む企業様へ。“今知っておくべき選択肢”としてのベトナムオフショア

開発リソースが足りない。採用も思うように進まない。
そんな課題を抱える企業に、今注目されているのがベトナムのIT人材です。
高い技術力と柔軟な対応力を持つベトナムエンジニアと連携する「オフショア開発」は、スピード・コスト・人材確保のすべてにおいて、有効な解決策となりえます。

協会員限定の特典として

  • オフショアの基礎から実践までを体系的に学べる限定記事
  • 開発委託時に役立つヒアリングシートや要件定義のテンプレート
  • 信頼できる現地企業とのマッチングや視察ご招待(希望者のみ)

などを通じて、企業の第一歩をサポートしています。

まずは無料登録で、信頼できる情報にアクセスしませんか?