こんにちは!VOC事務局です。
国内でエンジニア採用が困難になる中、日本企業の技術パートナーとしてベトナムIT人材への注目度は高まっています。ただし、「価格が安い」という理由だけでは評価しきれない、技術力と日本との相性が重視される時代です。
本記事では、ベトナム人材の市場背景から教育体制、スキル傾向、そしてオフショア成功のポイントまでを整理します。
▼ベトナムIT人材に関して、よくある疑問をまとめたFAQ記事も併せてご覧ください▼
【FAQ解説】ベトナム人エンジニアの実力と、日本企業との相性
2024年時点で、ベトナムにはIT関連領域に従事する人材が約56万人在籍しており、毎年55,000〜60,000人ものIT系卒業生が大学や専門学校から輩出されています。この活況は、政府によるデジタル経済・IT人材育成政策の後押しを受けたもので、理工系人材の供給が年々増加していることが見て取れます 。また、エンジニアの平均年齢は20代後半と若く、高い技術習得力と柔軟性が最大の強みです 。
▼ベトナムのIT教育についてさらに詳しく知りたい方はコチラ!▼
【データで見る】ベトナムのIT教育はどこまで進んでいる?大学・専門学校の実力とは
ベトナムのIT人材は特に以下の技術領域で世界的需要に応えています
このように、ベトナムは開発リソースとして量・質ともに成熟度が高まっていると言えます。
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【図解】ベトナムIT人材の市場規模と技術トレンドをわかりやすく解説
TopDevの調査によると、日本語能力試験N3以上を取得しているプログラマーは全体の約20%に達しています。また、BrSE(ブリッジSE)という日本語・技術両面を担う人材の育成も進んでおり、日本企業との協業にスムーズに対応できる体制が整備されています。
多くの開発拠点では、BrSEや「Communicator(通訳兼調整役)」を通じ、日本語による報連相や丁寧なコミュニケーションが実践されており、文化ギャップによるトラブルが最小限に抑えられています
ベトナムの理工系教育では、クラウドやDevOps、AIといった最新技術が学生カリキュラムにも含まれています 。結果として、若手技術者でも最新分野に強く、プロフェッショナルとして即戦力となる人材が増加しています。
多くのBrSEは、コミュニケーションだけでなく全体設計・品質管理・リスク調整まで担います。また、「空気を読む」スキルや相手に理解・安心を与える能力も備え、日本企業からの信頼を得やすい存在となっています。
まずはスモールスタート:MVPやPoC単位で小さく始め、相性と実績を確認しながらプロジェクトを拡張していく手法が効果的です。
一体感が得られる体制設計:BrSEや日本語通訳を含むチーム構成、定例MTG、レビュー体制を早期に整えることで日本企業との連携が強固になります。
長期的視野での信頼構築:教育や業務フロー改善に参加し、一過性でなく継続的な関係性を築くことがオフショア成功への鍵です。
いかがでしたか?
デジタル時代における競争力確保には、ベトナムIT人材の実力と可能性を信頼する関係構築型のオフショア活用が最適解となりつつあります。単なる外注ではなく、技術面・文化面の相性を活かし、継続的に協業できる体制を整えることで、ベトナムは日本企業の強力なパートナーとなります。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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【FAQ解説】ベトナム人エンジニアの実力と、日本企業との相性
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こんにちは!VOC事務局です。
国内のIT人材不足を背景に、ベトナムをはじめとするアジア諸国のエンジニアに注目が集まっています。
中でも「教育の質」や「専門スキルの高さ」は、委託先選定における大きな判断材料のひとつです。
では実際に、ベトナムのIT教育はどれほど進んでいるのでしょうか?
この記事では、事実ベースのデータと出典に基づき、ベトナムのIT系高等教育の現状と、注目される大学・教育制度の実力を解説します。
まず注目すべきは、ベトナム人学生のSTEM(科学・技術・工学・数学)分野への関心と実績の高さです。
アメリカの教育機関が発表した Open Doors Report(2023) によれば、2022–2023年時点でアメリカに在籍するベトナム人学生は約21,900人。そのうち47.6%がSTEM系を専攻し、21.5%はコンピュータサイエンス関連を学んでいます。
この数字からは、ベトナム国内での基礎教育・高等教育を経た学生が、グローバルな舞台で活躍する実力を備えていることが読み取れます。
ベトナムには、ITや工学分野に特化した教育機関が数多く存在します。
北部の代表例は、ハノイ工科大学(Hanoi University of Science and Technology, HUST)。
1956年設立の同校は、ベトナムで最も歴史ある技術系大学のひとつであり、コンピュータサイエンス分野でも国内最高峰の評価を得ています。
南部では、ホーチミン市工科大学(Ho Chi Minh City University of Technology, HCMUT)が知られています。
Computer ScienceおよびComputer Engineeringのプログラムは、国際的な教育評価機関である ABET の認証を受けており、グローバル基準に準拠した教育体制が整っています。
また、トンドゥックタン大学(Ton Duc Thang University)は、Times Higher Education (THE) ランキング にも登場するなど、近年国際評価が上昇しており、研究・教育水準の高さが注目されています。
近年、ベトナムの大学では英語によるカリキュラムや国際認証の取得が積極的に進められています。
たとえば、AUN-QAやABETのような認証を取得することで、教育の国際化が加速。外国人教員の登用や学生の国際交流も活発です。
また、ベトナム・ドイツ大学(Vietnamese-German University) のような海外連携型大学では、欧州型の実践教育やインターンシップ制度が導入されており、より産業に直結したIT人材の育成が行われています。
教育産業全体としても成長が続いており、Statistaの調査 によればベトナムの教育市場は年平均15%以上の成長率を記録。
特にデジタル教育・IT人材育成分野への投資が顕著です。
また、ベトナム情報通信省(MIC) は「2045年までに150万人のデジタル人材を育成する」という国家戦略を発表しており、IT教育は国家的な重要分野として明確に位置づけられています。
ベトナムのIT人材が注目される背景には、若さやコスト面のメリットだけでなく、信頼に足る教育基盤と、グローバル水準で通用する実力があります。
こうした教育環境に支えられたベトナムのIT人材は、即戦力としての開発スキルに加え、長期的な協業を視野に入れた育成のしやすさも備えています。
これにより、単発の開発委託にとどまらず、中長期のパートナーシップを築ける人材供給国として、多くの企業がベトナムを選ぶ理由が裏付けられているのです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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